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サービス

スペシャルティ

GIMの専門分野は企業の質と未来を決定づける組織経営領域です


企業経営は組織経営と事業経営から成り立っています。組織経営とは下図にありますように主に企業の定性分野に関わるものです。企業は文化的、社会的、政治的側面および経済的側面を有しています。また、企業は「価値観やビジョン、経営方針と基本戦略、経営・組織目標といったガイダンス」「文化(活力、創造性)、アイデンティティ、組織の一体性(一体力とベクトル力)、構成員の性質(チャレンジ精神、モチベーション、責任感)、信用力、企業イメージ、ブランド力などのアフォーダンス」そして「事業そのものであるサービス」の3つの領域から成り立っています。ガイダンスがアフォーダンスとサービスを性質づけ、アフォーダンスがサービスを性質づけています。このチャートのオレンジ色の部分が組織経営領域です。この領域の特性は企業のクオリティそのものだということです。無形資産であり、企業を構成する人や情報、そして企業を生命体として動かす有機性、まさに組織経営は有機経営でもあります。組織経営の充実を抜きに事業経営の成功はあり得ません。この組織経営領域こそが企業の質と未来を決定づけています。GIMは組織経営領域の研究と指導を行う唯一の専門機関です。

画像:定量分野と定性分野





経営課題

経営課題の多くは経営者自ら手がけるべきトップマネジメントマター。
しかも、それらの大半は組織経営技術によって解決するものです


世界のグローバル化につれ、企業活動には未曾有の高スピード、高効率、コスト低減などの対応が迫られています。一方、社内では未来が描けない、次世代経営層が育っていない、情報が共有されない、指示が徹底されない、創造性や挑戦心が不足している、一体感や活力が感じられない「らしさ」が失われていくといった経営課題が山積しています。結局、これらの経営課題の解決抜きにグローバル化や社会変化への対応は不可能であるということに気付き、多くの企業は袋小路に陥っているかのように思われます。これらの経営課題が語っているものは、まさに組織の崩壊であり、経営の不全であると言えます。それは経営者自らが果たすべきトップマネジメントマターの未着手、あるいは不足に起因しているのではないかと推察されます。

画像:ガイダンス・サービス・アフォーダンス


上図は本来経営者がなすべき「使命」「役割」「マネジメントリーダーシップ」と組織経営との関係を表しています。これらが中核的なトップマネジメントマターです。もっとも注視すべきことはこれらのほとんどが組織経営領域に関わっていることです。すなわち上述の経営課題の大半は組織経営技術によって解決できるということがお分かりいただけると思います。言うまでもなく経営者の「使命」「役割」「マネジメントリーダーシップ」は委譲できないものです。なぜならそれは経営者の責務の放棄になるからです。経営課題解決に向けて、あるいはトップマネジメントマターの責任ある遂行のためにまず経営者がなすべきこと、それは組織経営領域への着手であります。





GIMのサービス

GIMは価値と成長性を高める経営基盤構築の専門機関です


トップマネジメントマターである組織経営領域の充実は経営課題の解決のみならず、事業経営を成功させるという積極的な取り組みであり、経営者責務の当然の遂行であります。組織経営領域の充実とは、すなわち経営基盤の充実であります。経営基盤とは「マネジメント3S(Spirit Style Skill)」および「ガイダンスとアフォーダンス」であると言っても過言ではありません。これら2つは非常に密接な関係にあります。例えばガイダンスやアフォーダンスの質は経営者の思想やスタイルやスキルに大きく影響されアフォーダンスの充実度は経営者のガイダンス日常化力に連動します。

画像:アプローチ別サービスの例



「マネジメント3S」とは、経営者各人のものではなく経営としての総合力を指しています。GIMでは経営チームとしてのスピリット、スタイル、スキルの向上を通した革新的なパフォーマンスの発揮が経営基盤構築の第一歩と考えています。「マネジメント3S」の向上にともない前述の様にガイダンスとアフォーダンス、ひいてはサービスの向上がもたらされます。GIMでは経営と一体となったコラボレーションによって「マネジメント3S」の向上、そして「ガイダンスのより完全な充実」と、それの「アフォーダンス、サービスへの反映」「アフォーダンスの充実」といった経営基盤構築を専門としています。そのサービス内容とアプローチは多様です。これらを単体であるいは複合して課題に対応することができます。どういったアプローチ、取り組みが最適なのかは導入前に十分な時間をかけてプレプログラミングを行い提案しています。

画像:アプローチ別サービスの例





3Vマネジメント

GIMのオリジナルサービス「3Vマネジメント」が成長シナリオを描きます


ほとんどの企業は、企業規模の拡大や経年によって目に見えないさまざまな非効率や危険の芽をほこりのように蓄積していきます。いつの間にか、手を打つ間もなく、気付いた時には劣化した組織ということが多く見られます。

優秀な人材、最先端の技術を持つ世界的企業でさえ、ほとんど絶えることなく起きる事件、事故、リコールに悩まされているのはなぜでしょうか。その多くは劣化した文化や組織であるがゆえに引き起こされたものです。巨大組織、多岐にわたる活動を束ねベクトルと秩序を与える十分なリーダーシップが発揮されていないか、ひたすら拡大するといった間違った経営目標を従業員に押しつけているかのどちらかが悲劇を引き起こしているのでしょう。つまり、経営における組織経営領域の軽視や未熟がその源となっています。こういったマイナスの排除のみならず、新しいプラスを生み出す総合性の高い経営技術が「3Vマネジメント」です。

3Vマネジメントとは、価値観(Values)経営、ビジョン(Vision)経営、活力(Vitality)経営を統合させ「マネジメント3S向上プラン」と共にそれら全体の相乗効果によって「企業の質と未来」を飛躍的に向上させるものです。


画像:3Vマネジメント

本来、概念的存在である企業は概念の緻密な構成によって機能します。体系化された経営科学的、経営思想的価値観によって企業の価値を再定義し―。10年先、15年先の目指すべき姿や社会価値を描き、構成員をはじめとする経営資源のベクトル化を図り―。企業規模の拡大や経年により大きく劣化したモチベーションやロイアルティ、責任感、創造性といった文化をバイタライズし、価値観の実践とビジョンの実現に向かうエネルギーに変換させる―。3Vマネジメントは、GIMが長年の研究と指導実践の結果、理論化・技法化した組織経営の中心的技術の一つです。

画像:マネジメント3S向上プラン





基本手法と提供方法

サービスの基本手法は、トップマネジメントマターの経営科学的「受託研究」とトップマネジメントへの経営技術的「リーディング」を中軸としたコラボレーションです


GIMのサービステリトリーにおける最大の特性は「トップマネジメントマターかつ組織経営領域」であります。トップマネジメントマターとは言うまでもなく、部門に分担させられない役割、経営者自らが主体的に取り組むべき経営テーマや経営課題のことです(下図)。



画像:GIMのサービステリトリー


多くの企業はさまざまな部分的、機能単位のコンサルティングを活用していますがそれらの成否を決めるのも、このトップマネジメントマターの充実度合です。GIMのサービスは設立以来、この企業にとって最重要かつ難度の高いトップマネジメントマターに限定しています。



画像:マネジメント3S向上プラン


サービスの基本手法はトップマネジメントとのコラボレーションです(上左図)。課題をGIMファカルティにおいて経営科学的に受託研究し、それを基にトップマネジメントとの経営技術的リーディングを行います。GIMにもっともご要望のあるサービスは組織経営領域を担当するために編成された常設の組織経営会議とのコラボレーションタイプです(上右図)。このコラボレーションの特長は完全に経営と一体となり、組織経営領域の充実にあたるもっとも本格的取り組みであるということ。2つ目のプロジェクトコラボレーションはテーマと期間を限定して行うものです。3つ目の経営システムコラボレーションは組織経営会議コラボレーションに加えて「ガイダンスを共有する組織的一体化」を図るオペレーション型のものです。特に組織経営会議コラボレーションと経営システムコラボレーションを合わせて導入する企業においては最大限の組織経営的効果をみることができます。





セオリー

経営学者と第一線のコラボレーターが構築する、あるべき思想と実際的な経営理論がコラボレーションのバックボーンとなっています


GIMの最大の強みは、Gray Research Instituteおよび当インスティテュートが30数年にわたり構築した数多くの経営理論や実践で鍛えた経営技法を蓄積していることです。それを可能としているのは先進的経営学者の存在と設立以来変わらないサービステリトリーです。言い換えるならば「社会的公器としての企業」をしっかりと定義づけ、方向づけるにふさわしい指導者としての資格を備えているということです。



画像:マネジメント3S向上プラン


さて、企業の原目的は何でしょうか? Grayでは「企業は社会性の高い『思想と企業行動』をベースとした、価値交換を通して社会の期待や人々の幸せに貢献する『幸せ追求』の社会システム」であると考えています。つまり「価値交換を通して幸せ追求に貢献する」ことです。価値交換とは企業と各ステークホルダーとの価値の交換です。従業員も顧客も株主も価値交換への参画者です。いずれかの交換がアンバランスとなれば企業の存在も危うくなります。こういったGrayの思想と従来から考えられていた「利益の追求」や「商品・サービスの提供」が企業の目的であるという思想、いずれを採用するかによって企業の性質や経営のやり方は大きく異なります。

企業経営においては、例えば、シェアホルダーオリエンティッドかステークホルダーオリエンティッドか? 「使命型成長」か「経済型成長」か? 自社と社会との線引きは?といったさまざまな定義を確認する必要があります。これらはほんの一例に過ぎませんが、実際こういった企業に関わるさまざまな思想や理論への経営者の無理解が意思決定の内容や企業活動のあり方、企業の質や未来さらにはステークホルダーの運命さえも大きく左右しているのではないでしょうか。


GIMは社会の公器である企業が成長し、継続していくために不可欠な思想、理論、技法、経営技術を十分に備えています。GIMはマネジメントサイエンス(経営科学)とマネジメントアート(経営技術)の両面からより実践的でダイナミックなコラボレーションを実現しています。

画像:価値交換とNUCLEUS